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 アマゾン熱帯雨林の火災が問題になっている南米ブラジルで、火災などを監視する国立宇宙研究所(INPE)は3日、8月のアマゾンの焼失面積が約2万5千平方キロメートルだったとホームページで公表した。1~8月の合計は約4万3千平方キロメートルに達し、昨年1年分を超えた。

 INPEの発表によると、8月のアマゾンの焼失面積は2万4944平方キロメートル。東京、埼玉、茨城、群馬、栃木各都県の合計を超える面積が1カ月で焼けた。

 通年で統計のある2003年以降、8月単月の焼失面積では過去7番目、1~8月の合計面積は6番目に広かった。

 7~10月上旬は乾期で火災が集中する。例年、9月はさらに森林火災が広がる傾向にある。被害の拡大が心配される。

 アマゾンの火災をめぐっては、今年1月に就任したボルソナーロ大統領が開発容認の姿勢を示し、国の監視機関の権限を縮小したことなどから、伐採して火を付ける違法開拓を助長していると指摘されている。当初は放置する姿勢だったボルソナーロ氏だが、国際的な批判を受け、軍を出動させ、消火活動などにあたらせている。(岡田玄)