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 家畜伝染病「豚コレラ」の感染防止に努めようと、岐阜県高山市は6日から市内の三つの養豚場にカラスを撃退するスピーカーを貸し出す。雑食性のカラスがウイルスを媒介する可能性が指摘されており、農場にカラスを寄せ付けないようにするねらいがある。

 撃退用スピーカーはリンゴやブドウを栽培する果樹園などでカラスよけに使われている電子防鳥威嚇機「カラス用心棒2」。天敵のタカなどの鳴き声や危険を感じた際に発するカラスの鳴き声、人が追い払おうとする声、銃声など16種類の音をランダムに組み合わせて再生する。バッテリーで10日以上作動するという。

 市は豚コレラ対策で農場周辺の消毒を進めているが、空からウイルスを持ち込ませないため、スピーカーを貸し出すことにした。農場側には、カラスが音に慣れないよう定期的に場所を変えて音を流してもらい、感染のリスクを減らしたいとしている。(山下周平)