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 消費税が上がる10月1日から、駐車場の料金を値下げします――。福岡県鞍手町がこんな町民サービスを打ち出した。JR筑豊線・鞍手駅前にある町営駐車場の料金を日額324円から300円に、月決め4320円から4千円に下げる。いったい、なぜ?

 田畑が広がるなかにある鞍手駅。その西側に114台収容の駐車場がある。出入り口にゲートはなく、月決めでない利用者は駅の玄関横の事務所で料金を前払いする。1時間でも終日でも324円だ。駐車場料金にしては半端な額だが、300円に8%の消費税を上乗せした料金だ。

 1円単位のお金のやりとりは、事務所に従業員がいることで成り立つ。午前6時~午後8時に詰めているが、朝夕の通勤時間帯を除くと客はまばら。年180万円の赤字が出る駐車場の見直しを町は検討した。

 「ゲートと自動発券機を置いて事務所をやめることも考えました」と町の担当者は打ち明ける。だが、かつて駅員がいなくなり無人駅になった際、不安がる住民の声を受けて駐車場に人を置いた経緯があり、断念した。ゲートの設置も改修費がかさむため遠のいた。

 そこで従業員の出勤時間を午前6~9時、午後4時半~7時半に変更し、勤務時間を1日8時間削減することにした。不在時の客の対応のため、発券機に当たる「駐車証明書販売機」を導入。駐車する際はここに料金を入れる。消費税10%だと税込み330円でも対応できるが、「事務所が手薄になる分を、値下げの形で住民に還元できれば」と、きりのいい300円に。連動して月決め料金も4千円に落ち着いた。

 こうした対応は割に合うのか。…

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