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 中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)は4日、自社製品のプログラムの設計図であるソースコードを日本政府に公開し、リスクを検証してもらう用意があると伝えたことを明らかにした。米国政府は同社製品が中国のスパイ活動に使われる恐れがあるとして各国に排除を呼びかけており、日本政府の疑念を解消するねらいがある。

 ソースコードが表に出れば模倣品がつくられやすくなるため、企業は通常、公開に消極的だ。だが、米国が華為に抱く疑念は根深く、同社が重要市場とみる日本に公開を申し出た。すでに英国とカナダにも公開しているという。政府が進める高速通信規格「5G」のセキュリティー対策での協力も申し出たという。

 日本政府は2018年12月、情報通信機器の政府調達で、サイバー攻撃など安全保障上のリスクを低減させる運用を申し合わせた。名指しはしていないが、華為などを排除する狙いがあるとみられている。今年4月に5Gの周波数を割り当てられた携帯事業者4社はこの申し合わせを踏まえ、通信インフラ設備に華為を採用しない方針を決めた。こうした動きを懸念する華為がソースコードの検証を打診。日本政府に判断を求めた形だ。(北京=福田直之)