【動画】大阪・ミナミに新人芸妓誕生=小杉豊和撮影
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 大阪・ミナミに唯一残るお茶屋「たに川」(大阪市中央区島之内2丁目)で、約10年ぶりに、酒席で舞踊を披露し、客をもてなす「立方(たちかた)」の芸妓が誕生した。玉幸(たまこ)さん(20)と多美鶴(たみづる)さん(24)の2人。江戸時代から続く花街の伝統を受け継ごうと奮闘する新人芸妓さんの姿を追った。

 ある土曜日。玉幸さんは午後3時ごろ、リュックを背負い、黄色のスニーカーで「たに川」に現れた。肩にかかるほどの髪を下ろし、白いTシャツと黒いロング丈のワンピースを重ねたカジュアルな服装。お座敷は3時間後。「私服だと、私が芸妓って誰も思わないんじゃないですか」

 化粧や着付けは、自ら手がける。浴衣に着替え、顔から首、襟足にかけておしろいを塗っていく。真っ赤なラインを目元に入れ、唇に紅をさす。淡い水色の爽やかな着物に袖を通して帯を締め、最後にかつらをつける。足元は白い足袋だ。この間、約1時間半。丁寧に時間をかけ、花街の世界へと入っていく。

 この日、座敷を囲んだのは、見習い時代から玉幸さんを知るなじみの客ら男女6人。祝いや祈りが込められた「松の緑」と、情歌として歌われてきた「潮来出島(いたこでじま)」の2曲で踊りを披露した。三味線と唄に合わせ、アヤメの花に見立てた扇子や手でなめらかな曲線を描き、きれいに咲いた花に見入る場面などを表現した。

 常連の税理士、飛多朋子さん(…

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