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 昨年9月の胆振東部地震では北海道内全域で大規模停電が発生した。多くの患者の命を預かる病院ではその時、何が起きていたのか。1年前の教訓を今後にどう生かしていくのか。札幌市内にある二つの病院のケースを追った。(芳垣文子、田之畑仁)

昇降機停止、患者移送に支障

 札幌市中央区の市立札幌病院(672床)は昨年9月6日未明に発生した停電で、非常用電源に切り替わった。災害拠点病院のため、病院の全診療科を72時間以上賄える設定だ。「それでも、どのくらい燃料が必要かは実際に動かさないと分からない。タンクの残量を注視しながらの使用でした」と、市病院局経営管理室の担当者は振り返る。水は井戸水も使えたため、断水はしなかった。

 外来診療は午前8時45分から…

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