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 バスケットボール男子のワールドカップ(W杯)中国大会では、米プロNBAのチームに所属する選手の参加が54人となり、史上最多だった前回(45人)を更新した。日本を含めて17チームにNBA選手がおり、彼らを含めたNBA経験者も103人と最多だ。

 今大会最大のスター選手と言われるのは米国の選手ではなく、ギリシャ代表のヤニス・アデトクンボ。バックスに所属する24歳は昨季のNBAのMVPに選ばれた。対戦経験のある同い年の渡辺雄太が「3人で守備をしてもダンクを決められた時は、止め方があるんだろうかと思った」と驚くほどだ。ギリシャの中心選手としてプレーする。

 スペインにはラプターズの一員としてNBAで優勝したマルク・ガソル、セルビアにはナゲッツで活躍するニコラ・ヨキッチがいる。昨季のNBA開幕時には、米国以外の42の国・地域から108人の選手が集まっていた。今回のW杯では各チームでNBA選手が柱になっている。

 一方、今回の米国代表は選手全員がNBA選手だが、レブロン・ジェームズ、ステフィン・カリーらスター選手が含まれていない。シーズン開幕の直前で辞退が相次ぎ、実績十分なのはケンバ・ウォーカー(セルティックス)くらいだ。

 急造と言っていい選手編成で、チーム作りは「試合を重ねながら」(ポポビッチ監督)。辛勝した3日のトルコ戦は、延長の残り2・1秒までリードを許す苦しい展開だった。3連覇を逃せば、東京五輪に向けて編成は見直しを迫られ、スター選手が来日することになるかもしれない。(河野正樹