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 フランスで来年3月にある統一地方選で、天才数学者と呼ばれる男性が4日、パリ市長を目指して立候補すると明らかにした。独特な経歴と風貌(ふうぼう)から注目度は高く、マクロン仏大統領側近の与党公認候補の強力なライバルになりそうだ。

 男性は、セドリック・ビラニ氏(45)。2010年、数学のノーベル賞と言われるフィールズ賞を受賞後、2017年に国民議会(下院)議員に与党「共和国前進」から初当選。「素人」の政治家を送り込むことで古い政治からの脱却を訴えていたマクロン氏にとって、象徴的な候補者の一人だった。長髪と濃いあごひげに加え、大型のネクタイとクモのブローチがトレードマークだ。

 ビラニ氏は当初、与党の公認候補を目指していたが、同党は7月、マクロン氏側近のグリボー前政府報道官を市長候補にすると決定。当時の世論調査では、両氏がトップに並んでいただけに、予備選も開かずにグリボー氏に決めた経緯にビラニ氏は不満を募らせていた。

 ビラニ氏は4日夜、パリ市内の…

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