過熱する韓国報道、底流に何が 情報番組「視聴率高い」

有料記事日韓関係・GSOMIA破棄

定塚遼 西村綾華
[PR]

 テレビのワイドショーで韓国報道が過熱気味だ。日韓政府の対立をあおるように取り上げる番組もあり、出演者による韓国人へのヘイト発言まであった。競うように韓国を取り上げ、過激な言葉さえ電波に乗ってしまう底流には何があるのか。

フリップに「断韓」

 CBCテレビ(TBS系)の情報番組「ゴゴスマ」で先月、韓国で日本人女性が髪をつかまれたとされる映像を見た中部大学武田邦彦特任教授が「日本男子も韓国女性が入ってきたら暴行しないといかん」などと発言。特定の国籍・民族を差別するヘイトスピーチにあたるとして批判が集まり、3日後に番組が謝罪する事態となった。

 また、テレビ朝日系「ワイド!スクランブル」では、コメンテーターの黒鉄ヒロシ氏が、フリップに「断韓」と書いて国交断絶を呼びかけた。

 日韓関係に詳しい小針進・静…

この記事は有料記事です。残り1246文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(春トクキャンペーン中)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

春トク_2カ月間無料