拡大する写真・図版「売春をやめた今でも、あのときの苦しさがよみがえる」と話す女性=8月19日、コックスバザール、染田屋竜太撮影

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 ミャンマー政府の掃討作戦後、バングラデシュに逃げ、その数が約70万人というミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャ難民。その多くはキャンプでの生活が2年を迎えた。なぜ長期化しているのか。(コックスバザール=奈良部健、染田屋竜太)

 バングラデシュ南東部コックスバザール郊外の難民キャンプでは8月22日、帰還希望者が集まることになっていたが、一人も現れなかった。「今回は残念だが、これからもミャンマー政府と協力して帰還を実現させたい」。バングラデシュ政府の責任者、アブルカラム氏は報道陣に話した。

 約1週間前に帰還開始をミャンマー・バングラデシュ両政府が発表したものの、「国籍取得への道が明確ではない」「帰還後の安全が確保されていない」と難民から不満が出ていた。

教育にも制限

 難民の約6割(40万人以上)が子どもだ。難民生活の長期化に伴い、その教育が課題となっている。

 「ワン、トゥー、スリー、フォー」。国連やNGOが昨年から難民キャンプで始めたラーニングセンターでは、机も椅子もない小屋で40人の子どもたちが英語で数をかぞえていた。

拡大する写真・図版読み書きを学ぶ子どもたち=コックスバザール、奈良部健撮影

 授業は1日2時間。昨年センターで生徒として学んでいたロヒンギャの女性が教師だ。5~6歳の幼児と15歳の少年が一緒に学んでいる。それより上の年齢向けはなく、約2万5千人が教育を受けられずにいる。フル・カーンさん(17)は「勉強したいが場所も教材もない。何もしないで一日が終わることもある」。

 教育への支援が進まないのは、…

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