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 名物の川下りが駅の真ん前に――。福岡県と同県柳川市、西日本鉄道(福岡市)は5日、西鉄柳川駅西口に掘割(ほりわり)(水路)を引き込み、駅利用客がすぐに川下りを楽しめる乗船場を設置する事業計画を発表した。3者が共同で整備する。市によると、鉄道駅に川下り乗船場を整備するのは全国初の試みだという。

 水郷として知られる同市には年間約140万人が訪れ、うち42万人が観光船「どんこ舟」での川下りを楽しんでいる。現在、柳川駅から最も近い乗船場まで徒歩で約5分かかる。

 計画では、駅北側の二ツ川から、現在、西鉄が所有するバス駐車場まで約120メートルの間に幅7~8メートルの水路を掘る。掘割沿いの道路や広場も整備し、水上タクシーの運行も検討する。西鉄は乗船場付近に飲食店などが入る商業施設を建設する。県と市が見込む事業費は数億円で、2024年度中に完成予定だ。

 市の観光担当者は「駅から直接、舟に乗れるようになれば、観光客の増加が期待できる」と話している。(森川愛彦)