【動画】深夜まで復旧作業が続く京急脱線事故の現場=惠原弘太郎撮影

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 衝撃音とともに、乗客約500人を乗せた快特列車の一部は横倒しになり、車内では悲鳴があがった。横浜市で5日起きた踏切衝突事故では1人が死亡、33人が軽傷を負った。ぶつかったトラックは、狭い交差点を曲がろうと何度も切り返し、踏切内で立ち往生していた。

 午前11時半過ぎ、住宅に囲まれた京急本線の神奈川新町駅(横浜市神奈川区)の近く。大型トラックが踏切にさしかかった。線路沿いの細い道から右折して入ろうとしていた。

 踏切の横幅は約11メートル。近所の住民らによると、大きな車体は一度では曲がりきれず、数分間、ハンドルを何度も切り返していた。後退や前進を繰り返す。車体が踏切内に入ったときには、下りた遮断機に前後を挟まれ、身動きできなくなっていた。

 「ドン」

 空気が震えるほどの激しい音が響いた。

 トラックが来たのとは反対側で踏切待ちをしていた横浜市泉区の福祉タクシー運転手、小坂誠さん(30)の視界から、トラックは一瞬で消えた。すぐに黒煙があがるのが見えたという。

 事故の直前、電車の先頭車両の座席は乗客でほぼ埋まり、数人が立っていた。会社員や学生のほか、親子連れの姿もあった。

 突然、電車の警笛が響いた。「わー」と女性の叫び声があがり、座席でパソコンを開いていた会社員男性(40)は「ナイフでも持った人がいるのか」とパソコンを閉じた。その瞬間「ドーン」という音と衝撃が走った。

 脱線した車両は10秒ほど滑るように進み、横倒しに。男性の上には5人ほどが折り重なった。3両目の座席に座っていた会社員の男性(25)は、手すりに頭を打ち付けた。4両目では、衝撃で粉々に割れたガラスを浴びた女性が「ぎゃー」と叫んでいた。

 「地震が起きたのかと思った」。専門学校生の男性(19)は、左右に大きく揺れたはずみに座席から滑り落ち、電車が完全に止まるまでの数秒間、その場で動けなかった。

 7両目で携帯電話を見ていたと…

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