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 今春の青森県議会議員選挙をめぐって公職選挙法違反(買収など)の罪に問われた元自民党県議の沢田恵被告(61)の判決公判が10日、青森地裁であり、古玉正紀裁判官は懲役1年6カ月執行猶予5年(求刑懲役1年6カ月)を言い渡した。地元町議会議員の半数以上を巻き込み、議会を混乱させた選挙違反事件は区切りを迎えた。

 判決によると、沢田被告は告示前の2~3月ごろと投開票後の4月、陣営幹部らと共謀し、票のとりまとめなどの選挙運動の報酬として、地元・青森県三戸町の町議会議員9人に現金計5万円ずつを配るなどした。

 古玉裁判官は判決で、「陣営幹部の提案を受けて買収を了承し、買収資金を用意するなどした。被告人が関与することにより初めて大規模な買収が可能になったというべきであり、負うべき責任は共犯者らに比べて重い」と指摘。一方で「反省の態度を示し、政治活動から身を引く意向を示している」などと量刑理由を述べた。沢田被告は控訴しない方針。沢田被告は8月に議員辞職している。

 また、町議会議員に沢田陣営からの現金を配るなどしたとして同法違反の罪に問われていた当時の三戸町議、北向敦被告(61)=7月に議員辞職=には、懲役1年2カ月執行猶予5年と追徴金5万円(求刑懲役1年2カ月と追徴金5万円)が言い渡された。

 今回の選挙違反事件をめぐって…

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