(語る 人生の贈りもの)竹内まりやさん

[PR]

 デビュー40周年を迎えたシンガー・ソングライターの竹内まりやさん(64)が、自らの半生を語りました。子どもの頃の音楽との出会い、デビュー当時の苦悩や結婚、そして、今の活動の原点とは。新アルバム「Turntable」をめぐる、あるアイドル歌手への思いも吐露しています。(聞き手・坂本真子)

     ◇

 昨年11月25日にデビュー40周年を迎えました。人生が過ぎるのは早いですね。すべてを昨日のことのように思い出します。

 例えば1981年12月、新宿の東京厚生年金会館で独身最後のコンサートをやったときの特別な空気感、歌ったときの気持ちを、今でもリアルに覚えています。そういう思い出は自分の中で、音楽と共に映像化されるんでしょうね。

 《78年に歌手デビュー。82年に結婚後は家庭生活を優先する「シンガー・ソング・専業主婦」として音楽活動を続けてきた》

 振り返ると、様々な葛藤を含めて必然的な歩みだったし、「それがなかったらどうだったの?」ということばかり。どこかで常に性善説を信じたい自分がいるので、「あんな傷ついたこともあったなぁ」という経験でも、「よくぞ」と思うんです。

 そういうものがあってこそ、人間はまた頑張っていける。何もかもがうまく運ぶことが、いい結果になるとは限らないですから。

 ちょっと立ち止まって考える時期もあれば、何も考えずがむしゃらに走っていく時期もある。その両方が人生を作っていくわけで、常に予測できない面白さがあるのが人生。77歳のポール・マッカートニーが今なお元気に何時間も歌う姿を見ると、「限界ってどこ?」と思うし、私もいつまで歌えるのだろう、という面白さがあります。

 長く続けていますが、心はどこか永遠のアマチュアなんですよ。大学の音楽サークルで、ピープルというバンドでキーボードを弾いていた頃の、自信のなかった自分が今もいて、今も音楽を楽しんでいます。子どもの頃の洋楽との出会いが、すべての始まりでした。

     ◇

〈たけうち・まりや〉 1955年、島根県生まれ。夫はシンガー・ソングライターの山下達郎さん。代表曲に「不思議なピーチパイ」「シングル・アゲイン」「カムフラージュ」など。9月4日に計62曲入りのCD3枚組み「Turntable」を出した。

庭の石段でザ・ピーナッツ熱唱

 《2男4女の三女。両親は出雲大社近くで老舗の竹野屋旅館を営み、元大社町長の父は歌が、母はピアノがうまかった》

 子どもの頃の私は、一言で言え…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら