拡大する写真・図版 ホテル「箱根本箱」。吹き抜けの壁一面に本が並ぶ=2019年6月、神奈川県箱根町

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 1万2千冊の本に囲まれて過ごす全室露天風呂つきのホテル、入場料1500円の東京・六本木の本屋――。本と出会う新空間を手がけたのは出版取次最大手の日販の若手社員たち。その一人は、会社を辞めようとしていた「ダメ社員」だった。

 箱根登山ケーブルカーの中強羅駅から4分ほど歩くと、ブックホテル「箱根本箱」が見えてくる。館内に入ると、壁一面に本、本、本。著名人61人による「わたしの選書」の本棚もいたるところにあり、すべてが購入できる。ゆったりとした時間が流れ、客の多くはチェックインからの20時間を館内で過ごす。昨夏のオープン以来、平均稼働率75%という人気ぶりだ。

 手がけたのは、日販のリノベーション推進部。2015年春、20~30代の4人だけで立ち上がった。最大のミッションは「新空間の創造」。本が売れず、書店が減り続ける出版不況のなか、本と出会う新たな場所をつくることが求められた。

 メンバーの一人、染谷拓郎さん(32)。今は箱根本箱の運営会社の取締役に名を連ねるが、リノベ推進部に呼ばれる前は「ダメ社員だった」と振り返る。

 入社してすぐ、グループ会社に…

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