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 横浜市神奈川区の京急本線の踏切で5日、快特列車とトラックが衝突し、多数の死傷者が出た事故で一部区間が運休している京急では6日も混乱が続いた。ほかの路線への乗換駅ではラッシュ時に入場が制限されるなど、通勤・通学の足に影響が出た。京急は当初6日夕方としていた運転再開が、7日の始発にずれ込む見通しだとしている。

 京急は6日の始発から、京急川崎駅から上大岡駅までだった運休区間を、京急川崎駅から横浜駅までに短縮した。上大岡駅で午前7時過ぎに友人と待ち合わせていた横浜市金沢区の高校1年竹内仁美さん(16)は「いつもより10分早く家を出た。横浜でJRに乗り換えて学校の近くに行けるので助かった」とほっとした様子だった。

 午前7時半ごろ、上大岡駅の上りホームで「時間調整などで、横浜まで30分近くかかる」とアナウンスが流れた。通常運転なら約10分。同市金沢区の会社員男性(45)は「これじゃあダメだ」と地下鉄へ。地下鉄の駅は入場が規制され、30メートルを超える列ができた。羽田空港に向かう男性は、大きな荷物を抱えながら「すごい列だ」と途方に暮れていた。

 京急は上大岡駅から南太田駅や井土ケ谷駅まで、15分間隔でバスによる代行輸送も実施したが、通常は6分で着くところが30分以上かかるため、利用者は少なかった。

 一方、復旧に向けた車両の撤去作業は夜通し続き、脱線していない車両が6日早朝、切り離されて現場から撤去された。線路沿いにある壁の一部が外され、めちゃくちゃになったトラックの一部が取り除かれた。

 事故があった踏切は通行できず、周辺の住民は遠回りを強いられている。南側の送迎バス乗り場まで幼稚園に通う次女(6)を送った主婦(40)は「買い物も南側でとても不便。早く踏切を使えるようにして欲しい」と話した。(織井優佳、斎藤茂洋、大平要)