シリーズ:眠る
体内時計に合わせ夜型で生きる 孤独や生きづらさの先に
松本千聖
患者を生きる・眠る「体内時計のずれ」(4)
体内時計がうまく調節できない「概日リズム睡眠・覚醒障害」と診断された東京都の竹前翔太郎さん(31)は、自分の体のリズムに合わせ、夜型の生活をしようと決めた。朝や日中に無理に起きて体調が悪かったころに比べ、社交的になった。
昨年、大学院を修了した。公認心理師などの資格をとり、人の悩みに向き合いたいと思っていた。夜勤の職場を探し、いまは主に、都内のNPO法人で夜から明け方にかけ、電話で様々な悩み相談を受けている。
昼過ぎに起き、家事や買い物…