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 安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領による5日の日ロ首脳会談で、安倍首相が新潟市ゆかりの木版画「新潟湊之真景(にいがたみなとのしんけい)」をプーチン大統領に贈った。会談場所のロシア・ウラジオストク市の姉妹都市である新潟市が提案していた。

 新潟市によると、この木版画は旧新潟町(現新潟市)出身の画家、井上文昌の作品。日米修好通商条約で外国船向けに新潟開港が決まった翌年にあたる1859年に、ロシアの蒸気船ジキッド号などが港の調査のため来港した様子を描いている。新潟商工会議所が所有し、同市歴史博物館に寄託していた。

 同市が7月、首脳会談での贈り物について外務省から相談され、開港後に初めて来た外国船がロシア船だったことなどを踏まえ、この木版画を提案したという。新潟商工会議所の福田勝之会頭は「大変光栄なこと。『新潟』の名称が世界に発信され、新潟とロシアとの交流発展を後押しすることになればうれしい」とコメントした。(飯塚大和)