ブレークスルー賞、ブラックホール撮影の347人に

世界の歩き方

石倉徹也
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 米グーグルの創業者らが出資する財団は5日、優れた研究者に贈る「ブレークスルー賞」の基礎物理学部門に、ブラックホールの撮影に初めて成功した国際研究チームを選んだと発表した。賞金は300万ドル(約3億2千万円)で、チームの347人で均等に分ける。

 研究チームは、南米・チリのアルマ望遠鏡など世界八つの電波望遠鏡を使い、地球から5500万光年離れた銀河「M87」にある巨大ブラックホールを観測。光り輝くガスのなかに浮かぶ「黒い穴」の撮影画像を4月に発表した。ブラックホールは理論的に存在が予言され、間接的に観測されてはいたが、直接撮影できたのは初めて。

 研究チームには、国立天文台や工学院大、広島大などの約20人の日本人が参加している。

 ブレークスルー賞にはこれまでに、ノーベル賞を受けた梶田隆章氏や山中伸弥氏、大隅良典氏らが選ばれている。石倉徹也

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