[PR]

 鹿児島県出水市の大塚璃愛來(りあら)ちゃん(4)が死亡し、母親の交際相手の男が暴行容疑で逮捕された事件を受け、根本匠厚生労働相は6日の閣議後記者会見で、全国の児童相談所(児相)のネグレクト(育児放棄)への対応状況について緊急点検を行うと発表した。適切なリスク評価に基づく迅速な一時保護や、関係機関の情報共有の徹底なども改めて呼びかける。

 璃愛來ちゃんは今年3~4月、以前住んでいた鹿児島県薩摩川内市で夜間に一人でいたため、県警に計4回保護された。県の中央児童相談所は4月にネグレクトと認定し、見守りを続けると決めたが、一時保護はしなかった。厚労省は関係自治体から事実関係を聞き取るため、4日から職員を現地に派遣した。

 根本氏は6日の会見で、現地での聞き取りを踏まえた課題として、夜間の頻繁な外出などリスクの高まりを児相が適切に評価していなかったことや、児相と出水市で一時保護に関する方針が十分に共有されていなかったことなどを挙げた。