アフリカ南部のジンバブエで独立後37年にわたって国を率いたロバート・ムガベ前大統領(95)が、入院先のシンガポールで死去した。ジンバブエのムナンガグワ大統領が6日朝、自身のツイッターで明かした。

 ムガベ氏は、白人支配が続いたジンバブエの独立闘争を指揮。1980年に独立に導いた後、首相や大統領に就いた。若者の識字率向上などの成果もあったが、敵対する野党支持者らを弾圧し、「独裁者」と批判されるようになった。

 2000年代には、白人農家の土地を強制接収。欧米諸国から経済制裁を科され、08年に一時、2億3千万%を超えるハイパーインフレーションを招いた。

 ムガベ氏は17年11月、後継者争いで対立した国軍によって政権の座を追われた。今年4月ごろからは、体調を崩してシンガポールの病院で入院していた。(ヨハネスブルク=石原孝