【動画】JR鹿児島線・東福間駅構内の線路に転落した乗用車=堀英治撮影
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 6日午後2時半ごろ、福岡県福津市東福間1丁目のJR鹿児島線・東福間駅構内で、線路上に軽乗用車が転落した。列車と衝突はしていない。宗像地区消防本部によると、車を運転していたとみられる同市内の男性(70)が救助された。病院に搬送されたが、県警によると意識はあり、命に別条はない。巻き込まれた人はいなかった。

 JR九州によると、鹿児島線は上下線とも折尾―博多などで運転を見合わせ、午後6時10分に運転を再開したが、特急20本、普通列車32本が運休するなど約2万1千人に影響が出た。

 東福間駅は住宅地やマンションに囲まれており、南北それぞれにロータリーがある。県警や目撃者たちによると、軽自動車が南東側から走ってきて南側の駅前ロータリーを直進し、歩道に乗り上げて駐輪場に突進。そのままフェンスを突き破って、数メートル崖の下にある駅の線路上に転落した。

 現場近くの自営業の男性(67)は「ガシャーン、ドーン」と大きな音が聞こえて外に出た。歩道橋から、大破した軽自動車が線路をふさぐように止まっているのが見えた。「倉庫が飛ばされたような、すごい音だった」

 駅前でレストランを営む山中和子さん(65)は、ロータリーを横断しようと歩いていたところ、軽自動車が猛スピードで目の前を横切るのを目撃した。「時速100キロ以上出ている感じだった」。ブレーキを踏む様子もなく、駐輪場のバイクやフェンスをなぎ倒して線路側に落ちていくのが見えたという。「映画のシーンのようでした。巻き込まれた人がいなかったのが不幸中の幸い」と話した。

 近くを通りかかった別の男性によると、駅南側のロータリーのフェンスが破れ、崖下の線路に車が転落していた。フェンス周辺には駐輪場や掲示板があるが、その間を縫うような痕跡だったという。「見たことのない光景で、ただただびっくりした」と話した。