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 名前がなければ、手紙は届きません。名前がなければ、誰が書いたのか分かりません。エイミーの書いた手紙がテイラーへ届き、テイラーの書いた手紙がエイミーに届く。6日から全国公開中の映画「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝―永遠と自動手記人形―」の核は、ただそれだけ。なのに、それゆえに、私の心に刺さりました。

 35人が犠牲となった放火殺人事件後初となる京都アニメーションの新作です。事件前日の7月17日に編集を終え完成していました。同社では従来、作品のエンドロールに名前を出すスタッフを1年以上の経験者に限っていましたが、今回は制作にかかわった全員の名を載せました。同社と子会社のアニメーションDoの全スタッフが「外伝」に参加していたそうです。結果として、亡くなった方と負傷した方、すべての名が刻まれることとなりました。映画パンフレットにも、クレジットがすべてそのまま載っています。

 京アニ代理人の桶田大介弁護士は4日、「公開にあたって、京都アニメーションとしてのコメントをいただけますでしょうか」という弊紙の質問に、こう回答しました。「本作では藤田春香監督たっての願いで、制作に参加した全てのスタッフをクレジットすることとしました。本作もまた、災禍に見舞われたスタッフを含め、制作に参加した全員の生きた証しです。是非、劇場でご鑑賞いただき、末永くお楽しみいただけましたら幸いです」

 私は原稿を準備した上で、公開…

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