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 「ないものはない」? 初入閣の話ではなく震災復興の話です――。

 安倍政権の内閣改造・自民党役員人事を控えて去就が注目されている同党の小泉進次郎衆院議員が6日、仙台市で講演。「ないものはない」をキーワードに各地の町が独自の魅力を磨くことで復興につながると訴えた。内閣改造や党人事には言及しなかった。

 小泉氏は元復興政務官で、東日本大震災の被災地を訪れて支援に取り組むことをライフワークと自任している。この日の講演では「大きな復興事業が一段落して燃え尽き症候群になっている人もいると聞く。一人一人の心の復興も課題だ」と指摘。震災を機に東北は世界のつながりができたとし、「災い転じて福となすと私が言えばたたかれるが、当事者の方がその言葉を未来につなげてほしい」と訴えた。

 そのうえで、離島の町おこしで知られる島根県海士町の「ないものはない」とのキャッチフレーズを紹介。同町は「ある物を磨く」という考えで地域振興に取り組んでいる。小泉氏は「東京にあるものは何もないが、東京にないものはすべてある」との考えで町づくりをすることが、人口減少時代の日本に必要だと述べ、「『もったいない』の次に『ないものはない』を世界に広げよう」と話した。

 講演で人事には触れなかったが、自身の結婚の話題には触れ、到着時の仙台駅のエレベーターの中で「(結婚)おめでとう」と声をかけられたという出来事を紹介。「仙台市民は温かい」と話した。