[PR]

 江戸中期に活躍し、「奇想の画家」として人気のある伊藤若冲(じゃくちゅう)(1716~1800)の作とみられる水墨画「鶴図」が、滋賀県米原市の旧家で見つかった。収蔵品を調べた市教委が発見した。市近江はにわ館(同市顔戸)で、23日まで展示されている。

 縦105・6センチ、横41・7センチ。鶴が空を見上げ、足元に梅の花が咲く構図だ。長い首はあえて描かず、胴体を一筆書きのような曲線で、大胆に簡略化して表現している。

 所蔵していたのは、7月に国の登録有形文化財に答申された米原市堂谷の旧常喜(じょうき)医院。収蔵品の調査をした柏原宿歴史館(同市柏原)の谷口徹館長が漆器、焼き物など約600件の中から、桐(きり)箱に収められた水墨画の掛け軸を見つけた。14代目当主の祖父の頃に購入されたとみられる。

 若冲に詳しい福田美術館(京都…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら