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 北太平洋のクロマグロの資源管理を話し合う中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の北小委員会が6日、閉幕した。日本が提案した漁獲枠の増枠は2年続けて見送られる一方、来年1年間に限り、台湾の300トン分の枠を日本が無償で使うことが認められた。12月のWCPFC年次会合で正式決定される。

 3日に米ポートランドで始まった北小委員会には6カ国・地域が参加。日本は「想定より資源量が回復している」として、小型魚(30キロ未満)で10%、大型魚(30キロ以上)で20%の増枠を提案したが、米国が「まだ資源量は低水準で、増枠を決めるのは時期尚早」と反対した。

 一方、漁獲量が少なくて枠が余っている台湾から20年に限り、大型魚の枠300トンを日本に移すことになった。これで日本の漁獲枠は来年、今の8889トンから3%強増える。日本の提案が通れば、最大で1377トン増える計算だった。

 日本は来年に見直される資源評価をてこに、改めて増枠を求める考え。クロマグロは高級すしや刺し身の代表格。(大日向寛文)