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 サッカーの日本代表が、2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会のアジア予選に臨む。7大会連続の出場をめざす日本にとって、10日にヤンゴンで行われるミャンマー戦(日本時間午後9時20分開始)が、今回のW杯予選の初戦となる。3年後に向けた新生日本代表の長い戦いが、いよいよ始まる。

 8日、日本代表は試合会場となるスタジアムで初めて練習した。公開は、冒頭15分だけ。最後は東南アジア特有のスコールにも見舞われた中、ミャンマー戦に向けて約1時間調整した。試合に向け、MF堂安律(21)は「自分の実力と、日本の力を見せられたらなと思う」と言った。

 長年、日本代表の「顔」だった選手たちが、軒並みいなくなった。勝利に導くゴールを何度も決めてきたMF本田圭佑。18年W杯までの8年間、主将を務めたMF長谷部誠。いまの代表に彼らの名前はない。新主将のDF吉田麻也(31)は言う。「時代の区切りというと大げさだが、一つ区切りがついたと思う」

 ミャンマーとの初戦に臨む23人のうち、海外でプレーする選手が過去最多の19人にのぼる。日本の弱点のように言われてきたGKも、3人全員が初めて海外組となった。

 今回のチームでW杯予選の試合に出たことがない選手は14人。チーム最年長の36歳で、自身4回目のW杯をめざすGK川島永嗣は言う。「過去の3大会は、同じメンバーでやってきた時間が多かった。今は誰が出てもおかしくないし、可能性があるチームだと思う」

 チームを率いる森保一監督(51)は、代表選手として1994年W杯のアジア予選を戦った。イラク戦の終了間際に失点し、初出場を逃した「ドーハの悲劇」も経験している。W杯予選の怖さを知る中で、新しいメンバーを多く選んだ。

 そこには、森保監督の選手への信頼がある。「こちらが心配しているよりも、選手たちはあっけらかんとやっているところはある。彼らが持っている今までの経験と、自然体でプレーできる強いメンタリティーは見せてもらえるのかな、と思っている」

 16強だった昨夏のロシアW杯後に就任した森保監督は、原則23歳以下で争う東京五輪代表の監督も兼任する。世代交代も大きなテーマだ。そんなチームで主力に躍り出たのが、MF中島翔哉(25)、MF南野拓実(24)、MF堂安律(21)。それぞれ、サッカーの本場欧州でもまれている。

 世界の強豪相手にも、臆せず戦ってきた。昨年10月の親善試合で、W杯優勝経験があるウルグアイを4―3で撃破。そのウルグアイと再戦した今夏の南米選手権での試合も2―2。本気の勝負でもひけをとらなかった。監督は「若い選手たちは、サッカー少年のころから目標が世界に向かっている」とうなる。

 わき出てきた若き才能がそろう日本代表。その象徴が、18歳のMF久保建英だ。今夏、世界的強豪のレアル・マドリードに移籍し、現在は期限付き移籍したスペイン1部マジョルカでプレーする。ミャンマー戦では日本代表最年少ゴールと、最年少でのW杯予選出場がかかる。

 W杯予選を前に、久保は言った。「年齢は関係ない。18だろうが、35だろうが、代表のために全力を尽くせる選手が来ている。チーム一丸となってやるだけです」(ヤンゴン=勝見壮史)

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