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 青森市の浅虫水族館がイルカ用プールで公開しているクロマグロの稚魚が、搬入からちょうど1カ月の7日現在、1匹だけになっている。大分県から運ばれてきた時には体長5センチ程度の稚魚が3千匹近くいたが、数日で10匹ほどに激減。その後も相次いで死に、6日朝に1匹になっているのを確認したという。

 稚魚は日本水産(本社・東京)が「完全養殖」で育て、同館に無償提供した。最後の1匹は18センチほどに育ち、けがもなく元気に泳いでいるという。埼玉県から訪れた豊島正治さん(58)は「たくさん死んでしまったのは残念だが、1匹だけでも見られてよかった。この子だけでも無事に成長してほしい」と話していた。(仲川明里、板倉大地)