小俣勇貴、竹田竜世
日本の高校球児の謝罪に、韓国の球児も思わずペコリ――。韓国・機張(キジャン)で開かれている野球のU18ワールドカップ。主催する世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が、大会公式ツイッターで6日にあった日韓戦での一幕を紹介している。
2―2と同点の九回の日本の守り。2死一塁から投手の宮城(沖縄・興南高)が、韓国の1番打者・李主形のヘルメットに当たる死球を与えてしまった。一塁へ向かった李に対し、宮城は少し歩み寄りながら帽子をとって頭を下げた。すると、一塁ベース上にいた李もヘルメットをとって深々と一礼した。
試合はタイブレークに入った延長十回、日本が4―5でサヨナラ負けした。宮城は李の行為について、「外国の選手には怖い印象があったので、5回くらい謝りました。(李がお辞儀を)かえしてくれてほっとしました。うれしかったです」と話した。
ツイッターでは日韓両国の国旗に「Respect」とのコメントをつけて、この場面を紹介。「ここにはややこしい日韓関係はないね。これがスポーツのすばらしさ」といったコメントが寄せられた。韓国メディアも、互いに礼儀をわきまえた行為だったと報じている。(小俣勇貴、竹田竜世)
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