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きょうも傍聴席にいます

 2本で6千円超の高級ようかんと10万円入り封筒を手に、「夫の当選のお礼に」と地元有力者らを回ったベテラン県議の妻が選挙違反に問われた。違反をかえりみず行脚した胸中には何があったのか。

 今年4月の群馬県議選の直後、選挙運動で中心的な役割を担った人たちにようかんを渡し、現金も渡そうとしたとして、同県東吾妻(ひがしあがつま)町の被告(68)が公職選挙法違反(事後買収)の罪に問われた。被告の夫(72)は地元で長く県議をつとめていた。

 被告は上品さを感じさせる上下グレーのスーツに身を包み、8月20日に前橋地裁で開かれた初公判に出廷した。起訴内容を認め、繰り返し陳謝した。

 「後悔ばかりです。申し訳ありませんでした」

 被告の夫(72)は旧吾妻(あがつま)町議を経て、吾妻郡選挙区の県議を6期24年務めた地元の重鎮。自民党の県連幹事長や県議会議長などの要職を歴任し、地元群馬5区選出の小渕優子衆院議員を支える存在だった。

 吾妻郡選挙区の定数は2。2007年以来、東吾妻町など郡東部を地盤とする夫と、草津町を中心に郡西部に強い萩原渉(はぎわらわたる)氏(65)とで議席を分け合い、前回は無投票だった。ところが今回、有権者の多い中之条町で町長を2期務めた入内島道隆(いりうちじまみちたか)氏(56)が無所属で立候補したため、厳しい戦いが予想されていた。

 7選出馬に被告は当初、反対した。夫は病を抱えており、1回4時間の人工透析を受けるために前橋市内の病院に週3回通っていた。「(立候補は)絶対ダメ。出たらお父さん死んじゃう」と立候補をやめるように迫った。

 弁護人 「どうして立候補を受け入れたのですか」

 被告 「夫が選挙に出たいとい…

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