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 茨城県守谷市の常磐道で、男性があおり運転を受けた後に殴られて負傷した事件で、茨城県警は、傷害容疑で逮捕した住居不定、会社役員宮崎文夫容疑者(43)を8日、強要容疑で再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。あおり運転を強要容疑で立件するのは全国初とみられる。

 県警によると、宮崎容疑者は8月10日午前6時15分ごろ、守谷市大柏の守谷サービスエリア付近まで数キロにわたって、会社員男性(24)=茨城県阿見町=が運転する乗用車に対し、蛇行や割り込み、急ブレーキなどのあおり運転を繰り返し、進路をふさぐなどの暴行を加え、停止する義務がないのに車を止めさせた疑いがある。傷害容疑について水戸地検は8日、処分保留とした。

 あおり運転ではこれまで、道路交通法違反(車間距離不保持など)や暴行罪が適用されてきたが、県警は悪質性を重くみて、より刑罰の重い強要罪の適用に踏み切った。

 また、あおり運転の際に同乗していた交際相手の女性(51)=大阪市東住吉区=について、水戸区検は8日、犯人隠避の罪で略式起訴し、水戸簡裁は罰金30万円の略式命令を出した。女性は同日、釈放された。

 起訴状によると女性は、宮崎容疑者が逃走中であると知りながら、8月16日、大阪市内のコンビニエンスストアで飲食物を購入し、宮崎容疑者に提供して犯人を隠避したとされる。