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 香港で「逃亡犯条例」改正案を発端に政府への大規模な抗議デモが始まって9日で3カ月たった。長引く政治の混迷は香港社会に深い亀裂をうみ、家族の絆や若者の将来にも暗い影を落としている。

 割れたガラス、壁の落書き、倒れたゴミ箱――。9日、抗議デモから一夜明けた香港で、人々はいらだちを募らせていた。

 織物メーカーで働く女性(35)は父母と暮らす自宅に3カ月近く帰っていない。父親は警察官だ。6月、立法会(議会)周辺に集まった若者らに警官隊が催涙弾やゴム弾を放ち、72人が負傷したことをめぐって言い争いになった。

 「政府が決めたこと。何を言っても無駄だ」「催涙弾でけがはしない」。中級幹部の父は現場に出ることはないが、あくまで政府や警察を擁護しようとする姿に女性は失望した。

 家を出て友人宅などに身を寄せた。その後も父は、家族が連絡を取り合うSNSの掲示板に「デモ隊がハサミで警官の指を切った」といった真偽不明のニュースを転送してきた。女性は家族の掲示板からも抜け連絡を絶った。

 「以前は食事は何にしよう、どこに買い物に行こうと、たわいないメッセージを送りあっていたのに、家族がいがみ合うようになってしまった……」

 伝統的に家族で過ごす今月13…

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