2020年度から始まる大学入学共通テストで英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)を測るために民間試験を活用することについて、なぜ多くの大学や高校は「問題がある」と考えているのか。民間試験を実施する際の課題や影響についての考えを、大学は10、高校は11の項目を示して、「とてもそう思う」から「まったくそう思わない」までの4段階で回答してもらった。
大学では、「とてもそう思う」と「そう思う」の合計がもっとも多かったのは、「家庭の経済力が影響する」で83%。続いて「大学での活用方法がさまざまでわかりにくい」が77%、「各試験間の成績について公平性が担保できない」と「受験希望の生徒が全員受験できない」「地域格差が広がる」がいずれも76%と多かった。
高校でも、大学と同様に「家庭の経済力」93%、「大学での活用方法」92%、「各試験間の公平性」89%、「地域格差」85%などが多かった。大学の回答よりも割合が大きかったのは、「高校(大学)の授業を変える必要がある」(高校69%、大学26%)の43ポイント差、「システムにトラブルが生じる可能性がある」(高校80%、大学64%)の16ポイント差、「大学での活用方法」(高校92%、大学77%)の15ポイント差などだった。
「ひらく 日本の大学」調査…
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