インドの打ち上げ後、宇宙空間で交信が途絶えた無人月面探査機「チャンドラヤーン2号」の着陸機「ビクラム」について、インド宇宙研究機関(ISRO)の幹部は9日、地元メディアに「月面で特定することができた」と語った。月を周回している2号の衛星が、月面にある着陸機の画像をとらえたという。
地元メディアによると、この幹部は、着陸機が減速できずに月にほぼ衝突するような形だった可能性があると説明した。着陸機が損傷しているかどうかは不明だが、分解された状態ではないとした。ISROと着陸機との交信は途絶えたままで、今後、回復のための作業を続けるという。
チャンドラヤーン2号は7月…