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 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日に実施する内閣改造・党役員人事で、防衛相に河野太郎外相を起用する方向で調整に入った。党総務会長には鈴木俊一五輪相が固まった。党参院幹事長には世耕弘成経済産業相を据える方向となっている。

 河野氏は2017年8月に外相に就任。2年あまりにわたって、米国や韓国、ロシア、中国などの外交に携わってきた。今回の内閣改造で外相には茂木敏充経済再生相が就く方向になったことから、外交・安全保障政策の継続性を重視し、河野氏を防衛相に横滑りさせることになったとみられる。

 首相は今回の党三役の人事で、二階俊博幹事長、岸田文雄政調会長を続投させる方針。残る総務会長は、麻生太郎副総理兼財務相が率いる麻生派に配慮し、同派所属で衆院当選9回の鈴木氏を充てることで調整を進めている。

 参院幹事長には首相側近の世耕氏がつく方向だ。これまで参院自民党をまとめてきた吉田博美氏が7月に引退し、空席になっていた重要ポスト。首相が憲法改正をにらみ、参院への影響力を強めることをねらった人事だと党内では受け止められている。