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 米軍基地問題の議論を全国に広げようと、玉城デニー・沖縄県知事による「トークキャラバン」が8、9両日、大阪市であった。デニー氏は沖縄にルーツを持つ市民が多い大正区で講演したり、大阪府庁で府幹部と意見交換をしたりした。

 キャラバンは沖縄県の主催で、東京、名古屋に続き3カ所目。知事は基地問題について、8日の講演会では「同じ国民として自分事としてとらえてもらいたい」と訴えた。2月にあった辺野古埋め立ての是非を問う県民投票で7割以上が「反対」と意思表示したのに埋め立てが進められていることに触れ、「なのになぜ、という素朴な疑問(がある)」と語った。

 9日には府庁を訪れ、新井純副知事と面会。「基本的には日米同盟を認めている。来月にもアメリカに行く調整をしている。対話による解決が一番だと伝えたい」と決意を述べた。

 吉村洋文知事は同日、自らが面会しなかった理由について、記者団に「中立的な立場で実務的に対応する方が誠実だろうと、副知事が対応した。僕は普天間(基地)の危険を除去するために、辺野古へ移設すべきという考え方。議論は政党の討論会でやるべきで、役所公務としてするべきではない」と話した。