左胸に見つかった乳がんの摘出手術を受けた上皇后美智子さまは10日午後、東京大学医学部付属病院(東京都文京区)を退院した。宮内庁によると、想定した手術法の中で一番軽い手術で済んだといい、手術2日後の退院となった。

 同日午後、美智子さまはゆっくりとした足取りで病院から出ると、瀬戸泰之病院長らにあいさつをし、車に乗り込んだ。

 美智子さまは8日に手術を受け、現時点で転移は認められていない。今後、手術で摘出したがんの組織周辺の病理検査が実施され、最終判断される。検査結果が出るまでに1~2週間かかる見通し。

 美智子さまは今年7月に実施した健康診断を機に、検査を重ね、ステージ1の比較的早期の乳がんと診断された。手術は東大病院の医師と、美智子さまの健康診断を10年以上担当してきた静岡県立静岡がんセンター乳腺外科の医師が協力して執刀した。(長谷文)