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 原爆投下直後の広島に大量の医薬品を届けたスイス人医師、マルセル・ジュノー博士(1904~61年)の人生をたどるドキュメンタリー映画「ジュノー博士、第三の戦士」が15日、広島で初上映される。没後も記念行事が長年続き、「広島の恩人」と呼ばれる人物だ。

 ジュノー博士は終戦直前の1945年8月9日、赤十字国際委員会(ICRC)の駐日首席代表として東京に着任した。当初の目的は連合国捕虜などの動静調査だったが、広島の原爆被害の惨状を知り、連合国軍総司令部(GHQ)に救援を要請。15トンの医薬品を調達して9月8日に広島入りし、自ら治療にもあたった。

 広島市中区の平和記念資料館南側には「マルセル・ジュノー博士記念碑」が立つ。命日の6月16日前後には医療関係者らが実行委員会をつくって「ジュノー記念祭」を毎年催しており、今年で30回目を迎えた。2010年にはアニメ映画「ジュノー」も作られた。

 広島では長く語りつがれる「偉…

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