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 鹿児島市議会で11日に予定されている上田勇作市議(76)=「自民みらい」会派=が事前通告した質問内容に対し、LGBTなど性的少数者への差別を助長するとして、支援団体が質問の取り下げを求める要請書を市議会議長あてに提出したことが10日、わかった。

 市議会ホームページで公開された上田市議の質問内容によると、LGBTに対する市の取り組みや差別の実態などを問う中、同性パートナー制度の利用について「ニーズがほとんどないと言えるのではないか」、「多様な性」については賛否様々な考えがあるとし、「自然の摂理に合った男女の性の考えを強調するなど、市民が納得するバランスのとれた『性』教育を行うべきだと考えるが、いかがか」などの質問が並ぶ。

 性的少数者の支援団体「レインボーポート向日葵(ひまわり)」(鹿児島県指宿市)は9日付で「差別を助長する内容で、当事者の計り知れない精神的なダメージを強く懸念する」などとする質問取り下げの要請書を提出した。

 上田市議は取材に「市議会ではLGBTを擁護する立場の質問ばかりだった。異なる立場から一定の考え方を論じておくことは必要だ」と話し、質問内容は変えない意向を示した。(木脇みのり)