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 甲府地区消防本部南消防署は10日、8月にあった火災の消火や交通事故での人命救助に貢献したとして、山梨県昭和町職員4人と中央市の農業、乙黒広道さん(70)に感謝状を贈った。

 町職員4人は中学校のグラウンドで行うイベントの準備中、近くの枯れ木から炎が上がっているのを発見。消火栓を使い、消火した。その1人、小沢直生さん(47)は「10年ほど所属していた消防団での経験が生きた」と話した。

 乙黒さんは元消防士。中央市内の道路で縁石などに衝突し、ひっくり返った乗用車から70代夫婦を救出した。とっさの判断で車内にあったハサミでシートベルトを切り、車外へと助け出した。いまは地域の防災会長として活動し、「日頃の訓練がいざというときに役立つ。防災訓練などへの参加が大事になる」と呼びかけた。

 南消防署の萩原亨署長は「迅速、正確な行動で被害を最小限にとどめた」と感謝の言葉を述べた。(市川由佳子)