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 15日開催のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)は、シューズメーカーの競争も注目を集める。男子では「4強」と呼ばれる選手のうち、大迫傑(ナイキ)、設楽悠太(ホンダ)、服部勇馬(トヨタ自動車)の3人がナイキ社製を愛用。「厚底シューズ」を開発したナイキが順調にシェアを伸ばす。アディダスやミズノ、ニューバランスなどのメーカーも社運をかけて選手をサポートする。

 そしてアシックス。優勝候補の一角と目される井上大仁(MHPS)のほか、男女で根強い人気を誇る。ここ数年、ナイキにリードを許してきた国内の老舗メーカーは、あと1年をきった東京五輪を見据え、どう巻き返しを図るのか。

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 毎年開催のマラソンとしては世界で最も古い米国ボストン・マラソン。120年を迎えた2017年大会は初マラソンの大迫傑(すぐる)が3位に入り注目されたが、レース結果は別の意味でスポーツ業界に衝撃を与えた。大迫を含め、上位3人の足元を独占したシューズがあったからだ。

 ナイキの「Zoom(ズーム) Vapor(ヴェイパー)fly(フライ) 4%」。最大の特徴は、厚底だ。いかにも重々しい形状で、これまでの「常識」を覆すものだった。同シリーズの靴は前へと進む力を助け、ランナーたちから「実に完璧」「いままでで最も速く走れた」などと声があがる。17年からこれまでの主要マラソンで男女58人が表彰台に立ったという。

 翌18年のボストンでは、アシックスの特注シューズで川内優輝が初優勝して、日本選手では瀬古利彦以来31年ぶりの快挙を遂げて同社の実力をも示したが、ナイキの影響力は見過ごせなくなっていた。「テクノロジーを意識した開発をする印象が強くなった。しかも、洗練されたテクノロジーだ」。アシックスで研究開発を担う原野健一執行役員は、正月の箱根駅伝でも存在感を高めるヴェイパーフライに脅威を感じた。

「地図を失い、道に迷った」末に、アシックスが行き着いた巻き返し策とは。記事の後半でお届けします。

 今年2月、アシックスが最も革…

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