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 さっぽろレインボープライドのパレードが15日、札幌市中心部を練り歩く。通算19回目となるが、そこで掲げられてきた虹色の旗は、一般的な6色のデザインとは少し違う。誰が、どんな思いを込めて旗をつくったのか。旗をつくった人、その旗を受け継ぐ人たちの姿を追った。

 統一地方選さなかの4月4日、札幌市東区の路上ではためく「虹色の旗」。その下で、北海道議選に立候補した渕上綾子さん(44)は訴えた。

 「普通に生きたいだけなんです。多様な人々が意見を反映できる社会をつくっていきたい」

 渕上さんは男性として生まれたが、いまは女性として生活するトランスジェンダー。ライバルを制し、トランスジェンダーを公表する全国初の都道府県議になった。

 応援に駆けつけた支援者らが掲げていたのが、根元に白い三角形があしらわれている虹色の旗だった。

 この旗は、ただの虹色の旗ではない。

 虹色の旗は元々、1978年にアメリカのデザイナー、ギルバート・ベーカーさんが考案した。人間の多様性を守る意味が込められ、同性愛者など性的少数者たちの間に広まった。性的少数者らのパレードやイベントなどでは、この旗が広く掲げられる。

 いま、もっとも一般的なのは6色の虹色の旗だ。日本一の規模を誇る東京のパレードでも、6色の旗が使われている。

 だが、札幌の旗は、独自のデザインだ。

 なぜ、札幌で独自の旗が誕生したのか。そこには、性的少数者の権利のために活動をしていた、一人のゲイの男性の存在があった。

「お母さんになりたい」

 その男性は、1964年生まれ…

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