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 インドの無人月面探査機が今月7日、月面着陸に挑みました。途中で交信がとだえ失敗したとみられるものの、旧ソ連、米国、中国に次いで4カ国目の偉業をめざす野心的な挑戦でした。

 宇宙船というと小惑星探査機「はやぶさ」のように、町工場や企業を含めた技術力の結晶というイメージがあります。一方、インドは「ものづくり」というよりは、IT強国のイメージが強い国。なぜ宇宙開発分野で高い技術を持っているのか、2人の専門家に話を聞きました。

 まずお話をうかがったのは、日本貿易振興機構(JETRO)海外調査部のアジア大洋州課長代理、西沢知史さん。2011~15年にインドに駐在し、帰国後は日本国内ですでに200回近くインド関連の講演をされています。

 ――インドといえば優秀なプログラマーが輩出する国というイメージがある一方、世界的に知られる自動車や電機メーカーなどがあるわけではなく、ものづくりが盛んという印象はうすいです。なぜ宇宙船をつくれるようになったのでしょう?

 そのイメージの半分は正しいですが、もう半分はまちがっていますね。

 インドがIT大国と本格的に呼…

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