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 北朝鮮の朝鮮中央通信は11日、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が10日に「超大型放射砲(ロケット砲)」の試射を視察し、完成に向けて「次の段階の方向性を明確に決定する契機になった」と報じた。10日に内陸部の平安南道价川(ピョンアンナムドケチョン)付近から日本海に向けて発射した飛翔(ひしょう)体2発を指すとみられる。

 同通信によると、正恩氏は今回の試射の結果、「戦闘運営上の側面と飛行軌道の特性、正確度、精密誘導機能が最終検証された」と評価。今後は「放射砲の威力上、最も明確な特徴となる連発射撃試験だけ進めればよい」とも述べ、完成に向けて試射を続ける考えを示した。

 北朝鮮は5月以降、10日までに新型短距離弾道ミサイルを含む飛翔体を10回発射した。同通信によると、正恩氏は「放射砲をはじめとする戦術誘導兵器の生産を最大限に引き上げていく」とも言及。開発した新型兵器の実戦配備を進める考えとみられる。(ソウル=鈴木拓也)