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 重度の知的障害のある長男(当時25)の首を絞めて殺害したとして、殺人罪に問われた父親の鈴木光彦被告(52)=名古屋市北区=の裁判員裁判の判決が13日、名古屋地裁であった。田辺三保子裁判長は「被告はうつ病の影響で心神耗弱状態だった」と認定し、懲役3年6カ月(求刑懲役8年)を言い渡した。

 判決によると、鈴木被告は2018年1月23日朝、名古屋市北区の自宅で、就寝中の長男の首をロープで絞めて窒息死させた。

 判決は事件当時、鈴木被告が比較的重い状態のうつ病だったと認定。「判断応力や、行動制御能力が減退していた疑いを否定できない」と判断した。その上で、田辺裁判長は「犯行のきっかけは、被害者(長男)の行動にこれ以上思い煩わされたくないという自己中心的な思いだった」と指摘した。

公判では、重い知的障害のある長男との関わりに悩む被告の姿が浮かびました。