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 産経新聞社は、8月に掲載した朝刊兵庫県版の連載が、神戸新聞社が昨年に掲載した連載と構成が類似し複数の表現が酷似しているとして、10日に記事を取り消し同社に謝罪したと、11日発表した。産経新聞社は「著作権を侵害した可能性が高いと判断した」としている。

 同社によると、連載「無人島生活 中学生のサバイバルキャンプ」は、8月18~20日に計3回掲載。兵庫県姫路市の無人島で行われた中学生が参加するキャンプに、姫路支局の男性記者(46)が同行取材して書いた。

 同社は、神戸新聞社から同紙の連載と酷似した表現が多数あるとの指摘を受けて調査。記事の個々の表現や描写は中学生やスタッフの実際の発言を引用するなどしたものと確認できたが、記事全般の構成が類似し複数の酷似した表現があったという。筆者は神戸新聞の連載を事前に読んでおり、調査に「無意識に引っ張られた可能性がないとはいえない」と説明しているという。

 産経新聞社は安東義隆・大阪本社編集局長名で「神戸新聞社ならびにキャンプ関係者の方々、読者の皆さまに心よりおわび申し上げるとともに、今後、記者教育を徹底し、再発防止に努める」と謝罪するコメントを出した。