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 「鉄道産業のまち」をアピールしようと、山口県下松市が鉄道レールで文鎮をつくった。JR下松駅のバリアフリー化事業に伴い、廃止された貨物鉄道のレールを再利用した。10月から、ふるさと納税の返礼品として登場する。

 新幹線の車両製造で知られる日立製作所笠戸事業所がある下松市内には、数多くの鉄道関連企業が集まる。7月には市制施行80周年を記念し、日立が製造した英国向け高速鉄道車両を近くの積み出し港までトレーラーで運ぶ様子を一般公開。鉄道ファンら3万5千人の見物客でにぎわった。

 鉄道レール文鎮は、そんな「鉄道産業のまち・下松」を全国に発信するのが狙いだ。使われたのは、貨物鉄道用として1959年に敷設されたレール。駅にエレベーターなどを設置する市の事業に伴って線路が廃止されたため、レールの一部を厚さ1・5センチ刻みで切った。断面は「工」の字のような形で、高さ、幅ともに12センチ、重さ500グラム。金、銀、黒の3色のめっきを施し、駅名板を模した市名のプレートを貼った。限定計450個。

 市企画財政課の担当者は「小さなまちから、たくさんの鉄道がつくられていることを知ってもらえれば」と期待している。(三沢敦)