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 都市近郊型農業の振興に力を入れる埼玉県越谷市は、手がけて2年目になるメロンの効率的な栽培ノウハウを得ようと今夏、富士通と共同研究を始めた。高収益が見込まれるメロンを、10年がかりで育てたイチゴに続く地域振興のコンテンツの柱に育てたい考えだ。越谷市出身の同社員が偶然目にした記事が、両者を結んだ。

 市は2018年度から、市農業技術センターに「町田式メロン水耕栽培」設備を導入し、試験栽培を始めた。「町田式」とは東京都町田市で特産品となった「まちだシルクメロン」を育てる栽培技術で、年に3回の収穫が見込まれる。

 試験栽培で浮かび上がった課題が「高品質」と「安定栽培」だ。18年度は①春~夏②秋~冬③冬~春の3度にわたって収穫。収穫は①で133個(良品割合74%)だったが、②は40個(同60%)、③は73個(同67%)という栽培結果だった。「最初の出来はよかったが、安定しない。湿度やCO2濃度などをきちんと測定し相関関係を計る必要が生じた」(石川博規・同センター所長)。

 富士通との提携には奇縁があっ…

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