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 新潟市の中心部を東西に横断する国道・新潟バイパス(BP)は、交通の要衝。新潟西BPと新新BPともつながり、交通量は全国でも指折りだ。来年、初めての開通から50年を迎えるが、慢性的な渋滞が課題だ。なぜ混むのか。解消の方策は。(中村建太)

平日朝、時速10kmノロノロ

 通勤ラッシュの平日朝、実際に走ってみた。

 新潟市西区の新通インターチェンジ(IC)から新発田市方面に向かい、約27キロ先にある新新BPの「道の駅 豊栄」を目指す。

 走り出して約2分、亀貝IC手前で時速10キロ前後のノロノロ運転が始まった。目に見えて交通量が増えたのは新潟西BPと新潟BPの境、黒埼IC付近。BP以外の一般道から多くの車が流れ込み、前方の車との距離は数メートルに狭まった。

 同ICを過ぎて女池ICに近づくと、再び激しい混雑。片側3車線のうち左端の1車線がIC出口に向かう車線となり、実質2車線に減るからだ。本線を走り続ける車が左から右に車線を変更してくるので、混雑に拍車がかかっている。この構造も渋滞激化の一因と実感した。

 国土交通省による2015年度の全国交通量調査によると、一般道の中で、新潟BPの2地点が上位10地点に入った。両方とも、市街地に近く、出口車線による実質2車線の区間もある女池IC~竹尾IC間にあり、このうち全国2位を記録した「弁天IC付近」の交通量は平日昼間の12時間で約10万4千台に上った。ちなみに上位10地点には新潟西BPの1地点も入っており、この区間は全国有数の交通量だ。

 紫竹山ICを過ぎた辺りから車はスイスイと進み、「道の駅 豊栄」までは新通ICから約45分かかった。平均速度は時速36キロだった。

 「道の駅 豊栄」で話を聞いた。三条市のトラック運転手の男性(48)は渋滞を避けるため、午前6時ごろに新潟BPを走ることもあるという。「何であんなに混むのかな。もう諦めてるけど」

 新潟市北区の自動車整備士、宮下重樹さん(48)は平日には、仕事で新発田IC~女池IC間を2往復しているというが、渋滞のひどさに「ストレスを感じる」と嘆く。「慣れていない人には運転が難しい」と左端にできる「出口車線」の多さにも眉をひそめた。

高規格で無料、車集中

 「これだけ長い区間、立体交差で信号がないBPは全国的にも珍しい」。新潟BPを管理する国交省新潟国道事務所の柴田優作・調査課長は話す。

 なぜ、これほど高規格の国道が新潟にあるのか。

 同事務所によると、建設計画立…

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