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 JR西日本は12日、在来線の運転士にサングラスの貸し出しを始めると発表した。同社として初の試みという。強い日差しで安全運行が妨げられないようにするためで、来年2月まで試行して効果を測る。早ければ翌3月から、全路線で本格導入したいという。

 今回は、近畿地区の運転士から希望者を募り、年齢や性別も考慮して75人程度を選ぶ。

 JR西によると、これまでも運転士から「太陽の光がまぶしくてブレーキ操作が遅れそうになった」などの報告が寄せられていたという。しかし、社内の接客マニュアルで「色つき眼鏡」の着用を認めてこなかった。

 直射日光や反射光を遮断することで、信号機や周囲の状況が把握しやすくなるほか、目の疲労軽減の効果も期待できるという。サングラスは市販のもので、信号機などの色みが変わらない製品を選んだ。

 列車の運転席には日よけも設けてあるが、効果が限られるため対策を検討していたという。担当者は「ファッションではありませんので、着用にご理解ください」と話している。(古田寛也)